2012年1月25日水曜日

1月25日

朝日が稜線から顔を出し風も無く始まった今日・・・
予報に反してシャルマン上空は晴れてます。
クワッドリフトに乗りながら「右行く?左行く?」って会話が
飛び交っていたことでしょう。
この快晴も朝の2~3本・・・
すぐに海側から怪しげな雲が近寄ってきました。

北西方向に見える権現岳。

真西方向から風を受け、稜線の飛雪がわかります。

それから間もなくしてスキー場は強い降雪と風に見舞われました。

海が近いだけあり天気の変化が目に見えてわかります。

その後1~2時間程度で風はおさまりました。

お昼前頃、日中の積雪が30cm。

飛山の尾根からの法面、自然発生の雪崩が起きていました。(写真上↑)

破断面は20cmくらい。北東向き斜面。

積雪が増えてきた為、他の斜面もski cutを行いました。

ジャクソン(非圧雪エリア)のskier's right沢。(写真上↑)

北西風を受け吹きだまりやすい沢です。

他いくつかの斜面もcutしましたが安定してました。

ジャクソン上部の木。↑↑

すっかり大きい雪の帽子をかぶっています。


ジャクソン、

今は帽子をかぶっている木を抜けるとバーンはひらけています。

ジャクソン下部の沢・・・

今日は沢の危険を身を挺して体験してしまいました(恥ずかしながら・・・)
雪崩や深雪の危険だけでないことを・・・

沢状地形のトラップです。

降雪が多くなると木は段々と雪に押され倒れてきます。

沢の周りの木は沢の中心(一番低い所)に向かって押されます。

なんと・・押されて消えたばかりの木が沢のボトムに埋まっていたんですね・・・

もちろん滑走ラインは真っ白で障害物などありません。って思います。

見事に足かせを付けられたかの如く・・

一回転してくれたから良かったですが、太ももにくらっていたら

間違いなく勝つ自信はありません。

沢状地形は雪崩の走路、雪庇の崩落、深雪、吹きだまりなど地形の罠が

沢山ありますが、今日もう一つ加わりました・・・

埋没した木が沢は横方向に倒れていること・・・
このときはペアで行動していましたが、

降雪が多い時は皆さんも出来るだけ単独での行動はさけて滑走して下さい。

一人の時は特にリスクの少ない斜面を選んで滑走して下さい。

今晩も雪は降り続きそうです。



局地予報は、今晩の降雪予報50cm以上。

明日日中は30~40cm。

北向きの風に変わった頃シャルマンに多く雪が落ちてきそうな予感がします。

日中の気温は-10℃の予報。

防寒対策もお忘れなく・・・

では、明日もお待ちしております。